依頼者に不利な離婚条件を、高圧的な態度で主張していた夫から、弁護士に依頼することで、適正な離婚条件を引き出すことに成功した事例
当事者情報
性別(依頼者) | 女 |
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職業 | 依頼者:パート・アルバイト 相手方:会社員 |
事件情報
離婚の段階 | 調停 |
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離婚請求 | 離婚を求められた |
解決までの時間 | 18か月 |
離婚条件
離婚の原因 | 性格・価値観不一致, モラルハラスメント |
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お金について | 慰謝料 |
財産分与 | 預貯金, 年金分割 |
子どもについて | 親権について, 面会交流について, 養育費について |
1 事件概要
依頼者は、相手方から、離婚を請求された。
夫は、依頼者に対して財産の3割程度しか財産分与しないことを頑なに主張していた。
依頼者は、高圧的に主張してくる夫と交渉することに大きなストレスを感じて、当事務所に依頼した。依頼者は、これ以上のストレスを感じたくないことを一番に希望していた。
2 解決内容
相手方の態度は強固で、協議・調停でも合意ができなかった。
しかし、離婚裁判を提起する前になって、当方の主張する離婚条件を全て受け入れる形で、離婚が成立した。
当初の相手方の主張よりも1000万円ほどの増額となった。なお、依頼者は、夫と会わないことを強く希望したため、公正証書の作成も当事務所の弁護士が代理した。
3 解決のポイント
相手方が裁判基準とは異なる主張をしていることが長期化の原因であることを裁判所にアピールして、依頼者は離婚調停に出なくてもよいとの許可をとりつけた。
依頼者が、離婚の争いのストレスから解放されたことで、適切な離婚条件での解決に向けて、時間をかけて争うことができた。