法定離婚事由がない離婚請求に対して、総財産の8割にあたる財産分与を受けるという離婚条件を引き出した事例
当事者情報
性別(依頼者) | 女 |
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職業 | 依頼者:主婦・無職 相手方:経営者 |
事件情報
離婚の段階 | 協議 |
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離婚請求 | 離婚を求められた |
解決までの時間 | 2か月 |
離婚条件
離婚の原因 | 性格・価値観不一致 |
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お金について | |
財産分与 | 預貯金 |
子どもについて | 養育費について |
1 事件概要
相手方は弁護士に依頼して、依頼者に対して、離婚を求めてきた。
依頼者は、離婚に応じる意思はあったが、引き取る予定の子のためには、財産分与及び養育費として高額なものを要求したいとして来所した。
2 解決内容
当初、相手方は、裁判基準より下回る養育費と財産分与を提案してきた。
当事務所の弁護士が、示談交渉を行うことで、裁判基準を大きく上回る養育費(月10万円)と、財産分与(総財産の8割)によって合意。
3 解決のポイント
明確な法定離婚事由がないことから、離婚を希望するならば、裁判基準よりも有利な条件を提示するように交渉した。
また、相手方に対して面会交流を確約し、相手方の信頼を得たことが、有利な条件を引き出すことにつながった。