収入が配偶者より高額であった兼業主婦が、総財産の7割ほどの財産分与を受け取ることに成功した事例
当事者情報
性別(依頼者) | 女 |
---|---|
職業 | 依頼者:会社員 相手方:会社員 |
事件情報
離婚の段階 | 調停 |
---|---|
離婚請求 | 離婚を請求した |
解決までの時間 | 6か月 |
離婚条件
離婚の原因 | 性格・価値観不一致, 浪費 |
---|---|
お金について | |
財産分与 | 預貯金 |
子どもについて | 養育費について |
1 事件概要
依頼者と相手方は、離婚自体には争いがなかったが、財産分与額について争いがあった。
当初、弁護士に依頼せずに、当事者同士で協議していた。
しかし、相手方が弁護士に委任して調停を申し立てたため、依頼者も当事務所の弁護士に依頼をした。
2 解決内容
依頼者の方が、配偶者よりも収入も高く、預貯金も多かった。相手方は、財産の半分を相手方に対して分与するように主張していた。し
かし、依頼者の結婚前の預貯金が相当額混じっていたことや、依頼者の収入が高額であったことなど、特殊な事情があったため、相手方の主張より600万円程度減額した財産分与により合意することができた。
3 解決のポイント
調停委員に対し、財産分与は必ずしも半分に分割するものではないことを説明した。
また、本事案の特殊性を図やグラフなどを利用して分かりやすく説明した。
これによって、調停委員を味方につけることができた。